スピード指数を研究するにあたって押さえておきたい著名なスピード指数

この記事はスピード指数の解説の続きになります。

前回は西田式スピード指数を使用して実際のレース結果からスピード指数が計算されるまでの流れを解説しました。

もし前回までの面倒な記事を理解してもらえたのであれば、すでにスピード指数の基本はマスター済みといってもよいはずです。

そして今回は世の中に数多くあるスピード指数の中でも特におさえておきたいスピード指数をいくつか紹介したいと思います。

著名なスピード指数一覧

1. アンドリュー・ベイヤーのスピード指数(ベイヤー指数)

著名なスピード指数を紹介するにあたって、まず真っ先に上げなければいけないのがアンドリュー・ベイヤーのスピード指数になります。

なぜならアンドリュー・ベイヤーのスピード指数こそが、日本のすべてのスピード指数の祖先であるといっても過言ではないからです。

1975年に発売されたアンドリュー・ベイヤーの最初の著書「Picking Winners(勝ち馬を探せ!!)」では、競馬場およびコース、馬場状態、距離の違いを補正したスピード指数に関する理論をすでに説いています。

他にも、コーナーから最後の直線への進入時に内を通ったか外を通ったかのロスを補正するトリップバイアスを考案するなど、その予想理論は後の日本のスピード指数予想に非常に強い影響を及ぼしています。

2. 西田式スピード指数

アンドリュー・ベイヤーのスピード指数は1990年頃まで、ごく一部の情報通たちを除きその存在はあまり知られていませんでした。

そんな中ベイヤー指数を日本の競馬にマッチするように改良して、その存在を日本で広めた人の一人が西田式スピード指数の開発者こと西田和彦さんになります。

西田式スピード指数は1992年に『競馬最強の法則』でその理論を公開して以来、実に25年以上ものあいだ運用と改良を重ねてきた実績があります。

初期バージョンではコース、馬場、距離、負担重量の補正まででしたが、最新バージョンではペース、先行能力、後半3Fなどの概念も新たに加わり、スピード指数としての完成度はかなり高いと感じさせます。

西田式スピード指数の具体的な計算方法については前回の記事でも詳しく解説しましたが、 最新の情報を知りたい人は西田式スピード指数公式(PCサイト)にも解説ページがありますので、一度は目を通しておいて損はありません。

なお西田式スピード指数および関連データの利用は有料となっています。

個人的に初期バージョンの西田式スピード指数のレプリカを作ってパフォーマンス検証をした経験から感想を言うと、一般的な予想方法より優秀な予想データだとわたしは思います。

そのため、もし競馬予想有料サービスに投資しても良いという人であれば、西田式スピード指数は選択肢としてありかもしれません。

3. タイムフィルター

タイムフィルターは元は西田式スピード指数の愛用者であった市丸博司さんによって開発されたスピード指数です。

タイムフィルターは、初期バージョンの西田式スピード指数の課題であったスローペースへの対応を克服するべく、前半3F、道中、後半3Fのラップタイムを参考にペースを割り出すことによって、スローペースの問題にいち早く対応しました。

他にもトリップフィルター(トリップバイアス)や減量騎手の斤量減補正など西田式スピード指数に無かった新しい理論を取り入れている点が特徴です。

なおタイムフィルターも指数の閲覧は有料で、月額2,000円からとなっています。

タイムフィルターについても同様にレプリカ(※)を作ってみましたが、西田式スピード指数同様一定レベルのパフォーマンスを発揮してくれていたため、予想ファクターにスピード指数を取り入れたいという方には、けして悪くない選択肢だと思います。

(※)ペース関連の計算方法が非公開であったため、若干オリジナルのものになってしまっているため正しい評価ではないかもしれません。

無料でスピード指数を公開しているサイト

有名どころのスピード指数は閲覧が基本有料となっています。

とはいえスピード指数をどうしても使ってみたいという方は、競馬コミュニティサイトウマニティの無料会員登録を行えば、毎週の重賞レースのみ無料でU指数というスピード指数を閲覧することができます。

サンプル
赤枠で囲っている部分が各馬のスピード指数

U指数ことウマニティのスピード指数のサンプル


以上、私が知っている範囲で押さえておきたい有名なスピード指数を紹介しました。

スピード指数をもっと勉強したいのであれば、今回紹介した人たちの著書を読むのが一番おすすめです。

そこで次は私が今までに読んだスピード指数本の紹介とレビューをしてみたいと思います。

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